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新聞に何が書いてるのかわからない!難しい競馬の専門用語まとめ

競馬用語はわかりづらいものが多く、初心者には何を言っているのかわからないということがある。

そんなわかりづらい競馬用語をこのページではまとめて解説しておこう。

引っかかる

かかるかかかり気味とかそんな使い方をするがこれは馬が騎手の言うことを聞かず勝手に前に行こうとしている状態のことだ。言わば暴走状態。こうなると差し馬や追い込み馬なのに序盤に脚を使ってしまって惨敗する可能性もある。

入れ込んでる

馬が興奮していること。パドックでやたらチャカついていたり、暴れている馬を入れ込みが激しいと言ったりする。時々馬の生殖器が大きくなっている時があるがそういう時は馬っ気が出ていると言ったりする。

トリガミ

ガミるとか言ったりすることもあるがトリガミとは馬券が当たっても配当が安すぎて買った額より少ない額しか帰ってこないことをいう。

三連単で5頭ボックス6000円買っても人気決着の場合、配当が3000円とかの時もよくある。アプリで損しないように配分することでトリガミを防げるのでトリガミしたくない人はスマホアプリで買うべし。

パドック

出走前の馬を見ることが出来る場所のこと。一般的に前のレースが終わったら回り始め、レース開始15分前ぐらいにジョッキーが乗って馬場へ向かう。

ステッキ

ジョッキーが馬に合図を送る小さな鞭のこと。馬の大きさに対するステッキの大きさは人間にしてみれば肩をトントン叩かれる程度であり、痛くて走っているわけではない。

最近ではステッキの馬に当たる部分にパットをつけることが義務付けられてより馬への負担は減っている。

メンコ

馬がかぶるマスクのこと。耳を塞いで大きな音でびっくりしないようにしたりする意味がある。

ブリンカー

メンコに装着された目の周りの覆いのことで広すぎる馬の視野を狭めてレースに集中させる事ができる。新聞にBと書かれている。

予後不良

安楽死のこと。馬は骨折などの場合回復の見込みがなく治療しても苦痛を与えるだけで最終的に衰弱死となるため回復が見込めない時は安楽死となる。

トレーニングセンター(トレセン)

馬が調教を行ったりする場所で、とても広い運動場。坂路と呼ばれる坂道を駆け上がるなど負荷をかけてトレーニングを行うことが出来る。

滋賀の栗東という場所と、茨城の美浦という場所(北と南に別れる)がある。

ラチ

コースの柵のこと。内側と外側に白い柵があるのがラチで内ラチ、外ラチと呼ばれる。馬がぶつかると壊れることで事故の衝撃を吸収することが出来る。

馬場状態

馬のレースコースのことを馬場といい、その状態をいう。雨が降ったりして水分量が増えると良、やや重、重、不良と悪くなっていく。

放馬

馬が騎手を振り落としたりして逃げること。放馬すると体力を消耗したりしてレース出走が難しくなり馬体検査を行って出走可能か判断される。

疲労が激しい場合は馬体に故障が発生したため出走取消となり購入された馬券は返還となる。

斤量

ジョッキーと重りの合計のキロ数。ハンデ戦になると強い馬ほど重い斤量を背負う。この斤量は実力によってバラバラとなり、レース予想が難しくなる。
他、見習いジョッキー制度により斤量が軽くなる場合もある。

一般的に2400メートルで1キロの斤量差が1馬身差になると言われている。

減量騎手

新人ジョッキーは見習い騎手と呼ばれ一定の勝利数に達するまでー3キロ、ー2キロ、ー1キロのハンデを貰える。
ただし、特別戦以上のレースでは減量は貰えない。
減量騎手の場合、黒三角、白三角、星印が新聞に表示される。

蹄鉄

馬の蹄に取り付けられる金属製の器具で馬のスパイクシューズ的な意味合いがある。時々蹄鉄が外れたりするトラブル(落鉄)も有り、その場合は裸足で走ると呼ばれたりする。

ハイペース・スローペース

新聞によく出てくるのがハイペース、スローペースの言葉。HやSのマークで示されることもあるがハイペースの場合、最後までスタミナが持たず前に行った馬ほど脚が止まってしまいスタミナを温存していた後ろの馬に有利になる。スローペースは逆でみんなスタミナを温存して最後の直線に入るのでそのままゴールまで順位が変わらず終わってしまったりする。

なので前走ハイペースと書かれていたら逃げ馬の場合買いであり、前走スローペースと書かれていたら追い込み馬ほど買いとなる。

追う

競馬用語の追うは騎手が馬に対して行け!と合図することであり、鞭を使って合図したり、手綱を使って合図したり全身で漕ぐような動作をして追うこともある。

馬によっては追われないと力を出せない馬もいて、ディープブンドは追えるジョッキー和田さんだからこそ強い馬と言える。

地方のジョッキーでもレジェンド的場ジョッキーは全身で追う姿が的場ダンスと呼ばれたりする。

ズブい

馬にやる気が無くなっている状態がズブくなっている状態。積極性がなく自分で前に行こうとしない。

ジョッキーが必死で追わないとちゃんと力を出せないのでジョッキーとの相性が重要。
追えるジョッキーとのコンビの時は狙いたい。

手前

馬の脚は同時に地面につくのではなく、左右どちらか先に地面につく走り方をしている。それが左が先か、右が先かの違いで左手前、右手前という。

馬にも利き足があり、本気になると脚の前後を変える馬がいる。それを手前を変えるという。手前を変えられないと全力が発揮できずに負けてしまう場合がある。

外厩

栗東、美浦の所属厩舎に帰らずにしがらき、天栄にあるノーザンファームの設備の整った練習場を兼ねた牧場に滞在する馬がいる。
このノーザンファームの牧場のことを外厩といい、放牧してゆったりして所属厩舎に帰ってくるのではなく、しっかりと調教を積んで帰ってきている場合が多く、休み明けと新聞に書かれていても即実践で好成績を残す事ができる。

千直

新潟競馬場にある直線1,000メートルのコースでのレース。他の競馬場の場合は必ずコーナーがあるので直線1,000メートルは非常に珍しいレースとなる。
特徴としては外に行くほど使われていない馬場を通ることになるので圧倒的に走りやすく有利になる。迷ったら外枠の馬を買えば当たるレース。

コース替わり

時々今週からBコースにコース替わりとかを聞くことがある。これは長期間同じ競馬場で競馬を開催すると内の馬場にある芝が荒れてボコボコになってしまうため一定期間開催が進むと内枠の馬場を保護するために内ラチを数メートル外に設置してコースを変えることを言う。

一般的にコース替わりは内の荒れた馬場が無くなるので内枠有利になりやすい。

叩き

ここは叩き台とか叩き2走目とか書かれているが叩くとはレースを走らせるという意味。休み明けは凡走してしまっても叩いた効果で2走目はしっかり上位成績を残す馬が多い。

ハナ・シンガリ

端に立つとか殿からの競馬という使い方をする。それぞれハナは先頭でシンガリは一番うしろのことである。

初心者には難しい競馬用語の基本まとめ

私が初心者の頃はよく先輩と一緒に競馬に行った時に「ありゃかかってるな」とか「入れ込みが激しい」とか言われてかなりちんぷんかんぷんだったのを覚えている。

競馬の世界は非常に奥深いのでセレクトセールとかエクイロックスとかまだまだ色々な専門用語が大量にあるがそれは徐々に覚えていけばいいだろう。

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2010年より競馬を始めて以降毎週末、競馬場へ行ってしまう競馬マニアの馬キチです。

“新聞に何が書いてるのかわからない!難しい競馬の専門用語まとめ” への1件のコメント

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