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キタサンブラックの強さについて

競馬ファンならキタサンブラックという馬をご存知だろう。

大野商事こと北島三郎氏がオーナーのこの馬であるがなぜこれほどまでに強いのか?私の意見を書いてみる。

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キタサンブラックは真面目

ゴールドシップやオルフェーブルなどのように強いけどやんちゃで暴れん坊な馬とは対象的にキタサンブラックはどんなレースでもちゃんと騎手の言うとおりに走る真面目な性格の馬。

その為どんなレースであっても実力を発揮して多くずれすることはない。日本ダービーの時、14着というのがあるがそれ以外は一度も馬券に絡まなかったことがない優秀さである。16レース中15レース馬券圏内というのは本当にすごい。

キタサンブラックは前にいるから強い

キタサンブラックがなぜ大崩れしないかというと先行して押し切る形のレースができるからである。後ろからの競馬になってしまうと頭数次第では前が詰まってしまったり、不利を受けたりコース取りが鍵になってきたりする。

その為どんなに末脚が素晴らしい馬でも安定して勝ち続けられるかどうかはわからないものなのだ。

キタサンブラックはその点先行して前から2〜3番手あたりを走り続けるレースを出来るので前が詰まることもなくただひたすら自分の競馬をし続けて勝つことが出来るのだ。

騎手がすごい

キタサンブラックに乗る騎手は何人か乗り替わっているのだが2016年から武豊騎手が乗り続けている。武豊騎手は若いときから天才ジョッキーの名をほしいがままにしてきた人物でペースを作る上で重要な体内時計が非常に優れている。その為どのペースで走れば勝てるのかを考えながら走っている。

そういう理由でペース配分が全てである長距離戦ではこのコンビでのレースになるともはや差しきれる馬は現役世代ではいないと考えられる(オルフェーブルやディープインパクトなら差せるかも)。天皇賞春は大外に入らない限り何回やっても勝つような気がする。

血統を越えた実力

父親ブラックタイド、母父サクラバクシンオーという血筋で活躍している馬はほぼいない。ブラックタイド産駒でG1を制しているのもこの馬のみという状況である。ブラックタイドの全弟であるディープインパクト産駒の馬は多数のG1を勝っているのに比べ今ひとつパッとしない成績である。

そんなあまり活躍していない血筋にも関わらずジャパンカップ、菊花賞、天皇賞、大阪杯などのG1を勝ちまくるこの馬は血統を全く無視した突然変異とも言える実力を持っている。

母父サクラバクシンオーという短距離で活躍した馬の血筋のため3000メートルの菊花賞では評価を大きく下げたが最後まで粘り優勝した。

キタサンブラックは宝塚記念を勝てるのか?

私の去年の予想はキタサンブラック本命とした。阪神の芝2200m戦は内回りであるため先行有利の展開になりやすく3着以内は間違いなく確保出来る。

今年はどうなるのか?私の予想では1,2着のどちらかと考えている。他にどんな馬が出るのかは今のところわからないがサトノダイヤモンドとマカヒキが宝塚記念を回避するというような情報もありどうも今年はキタサンブラック一強となるような気がする。

普通に考えるとキタサンブラック優勝で間違いないだろう。

キタサンブラックは凱旋門賞を勝てるのか

今年は凱旋門賞に挑戦するとのことであるが凱旋門賞は数多くの日本馬が参加して一度も勝っていないレースである。

なぜ勝てないのかというと洋芝とハンデが大きい。

日本の本州にある競馬場は野芝であり、北海道の競馬場はヨーロッパと同じ洋芝なのだがキタサンブラックは野芝のレースでしか戦っていない。

洋芝は野芝と比べて重くスピードが出にくいためタフな競馬になる特徴があり、日本馬で好成績を収めたオルフェーブルは重い馬場が得意なステイゴールド産駒だった。

このことを考えるとキタサンブラックが勝つのはかなり難しいとかんがえられる。去年のマカヒキの惨敗などを見るとキタサンブラックも馬群に沈む可能性すら考えられるだろう。

他、もしもキタサンブラックが洋芝でも粘り強い競馬が出来たとしてもこのレースでは3歳牝馬が斤量54.5キロと4歳以上牡馬の59.5キロに比べ5キロも軽い斤量で走れるため強い3歳牝馬が一緒に走れば負ける可能性は高い・・・。

キタサンブラック写真館

私の撮ったキタサンブラックの写真をまとめておこう。






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馬キチ

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2010年より競馬を始めて以降毎週末、競馬場へ行ってしまう競馬マニアの馬キチです。

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